小・中・高生のみなさんへ

あかちゃんが生まれるまでのみちのり:中高生のみなさんへ

妊娠成立から出産まで

受精卵が子宮内に根をおろす(「着床」)と、そこから約9ヶ月かけて赤ちゃんが育っていくことになります。
妊娠経過についてくわしく知りたいときにはこちらをご覧ください

妊娠が成立した後もいろいろなことが起きます。受精卵の約半分には問題があって、女性が妊娠に気づく前の段階で育たなくなります(生理と同じような出血で終わります)。女性が妊娠に気づいた後も、約15%の受精卵は育つことができません(流産)。女性の子宮内で亡くなってしまう赤ちゃんもいます。病気を持つ赤ちゃんもいます。赤ちゃんが元気でも妊娠中お母さん(母体)に様々な病気が起こることもあります。

流産の時期(妊娠22週未満)、早産の時期(妊娠37週未満)、そこを乗り越えると今度は出産の時を待つことになります(女性によっては帝王切開術といって出産のために手術が必要になることもあります)。

いよいよ陣痛の始まり!この出産もとても大変です。陣痛が始まってから赤ちゃんが誕生するまで初めての出産だと平均15時間もかかります。

さまざま困難を乗り越えて、ようやく生命の誕生に至ります。

今、これを読んでいるあなたも、こういった過程を乗り越えてこの世界に生まれてきたのです。
(機会があれば、自分の母子手帳を見てみましょう。)